皆さん、こんにちは。警備関連についてブログを担当しているWです。

以前簡単に2025年問題に触れましたが、今回改めて目の前まで迫っている2025年問題を警備業界の視点から見ていきますと必ず無視が出来ない問題があり今後考えられる状況と、その対策や備えを推測になってしまいますが、お伝えできればと思います。

まずは警備業界の現状は今どのようになっているかが問題になってくると思います。
警備会社の皆さんならすぐに思い当たると思いますが、改めて今現在、各警備会社の従業員を年代別でみると比重はどうでしょうか?

弊社、株式会社OASYS(オアシス)の協力会社を1つの例として挙げますと、シニア世代が最も多くなります。次に50代~40代となり少しずつ減っていきます。今後担ってもらいたい若者の比重が1番少ないのが現状です。少なからず同じような状況が考えられる警備会社は多いのではないでしょうか?

そこで2025年問題が大きく関わってくると、どういった問題が起こるかは考えずとも明らかです。以前からお伝えしている通り警備業界は他業種と比べても人材獲得が難しい業界です。そのため各警備会社がどれだけ求人募集に注力しても競合他社より魅力があり、差別化や秀でたことを行わない限り今後より人材獲得はものすごく難しくなるはずです。

それを踏まえながら2025年問題が差し迫っている今、今後シニア世代が抜け、抜けた人数を最低でも同じ人数の人材を獲得できなかった場合はどのようなことが起こるでしょうか。まず簡単に考えられることは現状維持が出来なくなり事業縮小が予想されるのではないでしょうか。そうならないためにも準備が必要になってくると思います。その1つの準備が求人募集になるのは当たり前だと思います。今できるだけ人材を確保しなければ新たな案件獲得も厳しい状況になりかねません。
それ以外にも重要となってくることは現状維持をやめ変革や見直しをしていくことも必要だと思います。

 

変わり始めていること!!

警備業界は人材問題が他業種に比べても急務であることから警備業協会は様々な対策や取り組みをしているのが分かります。大きく動きがあるのは、やはりAI技術を活用した警備業務ではないでしょうか。人材獲得が厳しい今だからこそ人材の穴埋めも兼ねて活用の実証実験や導入が検討され、実際にAI技術を活用した施設警備や交通誘導警備が行われているのだと思います。その結果、警備業界は資本力がある企業は新たなサービスや技術を続々と開発していますが、資本力に乏しい企業は、過当競争や人手不足に悩みながら人的主体の業務を行っているのが現状なのかと思います。確実に新たな需要は発生しています。海外進出・AIを用いた警備・機械(ドローンなど)と人的を融合した警備・地域密着型など様々な警備は新しく生まれ発展していき、新たな市場が期待されています。企業独自に強みを作ることで他社との差別化や棲み分けを設け、それをいかに獲得できるかが今後の鍵となります。警備業界でもデジタル化が少しずつ進んでいる最中だとしても今現在は、やはり警備業務では人数が大切です。ですが今では昔と違い、どの業界もシニア世代でも取り合っているのが現状です。今後さらなる人材獲得が困難を予想される中2025年はあと3年後です。変革や見直しなどは今からでも決して遅くはないと思います。

 

変革や見直しの例として!!

女性でも働きやすい環境をいち早くどう整備するか。女性だからこそ出来る依頼も必ずあると思います。
SDGsを掲げる企業も増えているので今後掲げたことをどう絡めて行えるかが問題であり改善が可能となれば企業の改革の1つにもなると思います。また今請け負っている案件(条件)よりもいい案件との取り替え作業をしていくことや従業員(警備員)の評価体制と教育体制の見直し、さらにはどうすれば長く定着してもらえるかを常に企業全体で考え対策を行えるかが重要だと思います。忘れてはならない横の繋がりを作るためにも同業他社との協力関係を今後どれだけ築いていけるかなどが挙げられるかと思います。
それとデジタルツールを有効活用して生産性の向上を図り経費削減・業務効率化などの取り組みを行い人手不足に対する対策も大切になります。

また従業員(警備員)とのコミュニケーション活性化もかなり重要です。

最後に、競争に勝つためにはいち早く現状を打破することだと思います。

警備業界でもM&Aが徐々に行われいる今だからこそ変革をしていかなければ統合や淘汰されるかもしれません。

もし今回の記事を通してなにかしら気づきや、きっかけに繋がれば幸いです。

以上、お読みいただきありがとうございました。