今回は、「報・連・相」を徹底する方法についてです。
警備業界では、現場での事故やトラブルなど様々な事象に対応することや防ぐために、報連相(報告・連絡・相談)の徹底が非常に重要です。報連相とは、自分の行動や判断について、上司や関係者に適切なタイミングで伝えることです。報連相をしっかり行うことで、現場の状況を共有し、指示やアドバイスを得ることができます。また、報連相をすることで、自分の責任や役割を明確にし、信頼関係を築くこともできます。

しかし、報連相をすることは、簡単そうに思うかもしれませんが、意外と難しいものです。どんなことを報告すべきか、どのタイミングで連絡すべきか、どのように相談すべきか、などは状況によって異なります。それ以外にも、何をどのように伝えるべきか、いつ伝えるべきか、誰に伝えるべきかなど、様々な判断が必要です。また、報連相をすることで、自分の能力や判断力が問われると感じ、自分の能力が低く見られるのではないか、上司や関係者に迷惑をかけるのではないか、と思うことで不安や抵抗感もあるかもしれません。そうした心理的な障壁があるために、報連相をしないままでいることも多いのです。

では、警備会社でも簡単に施策として取り組めて、絶対必須な報連相の徹底する方法はどうすればよいのでしょうか?そこで、この記事では、警備会社でも簡単に施策として取り組めて、絶対必須な報連相の徹底する方法について伝えていきたいと思います。具体的には、以下の3つのポイントをご紹介します。是非、この機会に『報・連・相』の徹底と質を上げるきっかけになれば幸いです。

 

Point1:報連相の基準やルールを明確にする
報連相をする際には、何をどのように伝えるべきか、いつ伝えるべきか、誰に伝えるべきか、または、どんなことを報告すべきか、どのタイミングで連絡すべきか、どのように相談すべきかなどの基準やルールが必要です。これらの基準やルールは、現場の特性や状況に応じて柔軟に設定することが大切です。例えば、以下のような基準やルールを設けることができます。

〇 事故やトラブルが発生した場合は、速やかに上司や関係者に報告する
● 重要な判断や行動をする前には、必ず上司や関係者に相談する
〇 現場の状況や変化については、定期的に上司や関係者に連絡する
● 報告・連絡・相談の内容は、事実と自分の意見を明確に分けて伝える
〇 報告・連絡・相談の方法は、電話・メール・チャットなど適切な手段を選択する

これらの基準やルールを明確にすることで、報連相をする際の判断や負担を軽減することができます。また、基準やルールを全員で共有し、周知徹底することも重要です。

 

Point2:報連相のメリットや重要性を伝える
報連相をすることで得られるメリットや重要性を伝えることも、報連相の徹底には欠かせません。報連相をすることで、以下のようなメリットや重要性があります。

● 現場の安全や品質を確保して、状況を共有することで、指示やアドバイスが得られ、事故やトラブル、更にミスを防ぐことができる
〇 上司や関係者との信頼関係を築くことができる
● 自分の責任や役割を明確にし、信頼関係を築くことで、チームワークやモチベーションを高めることができる
〇 自分の行動や判断について、上司や関係者にフィードバックやアドバイスをもらうことで、自分の能力や責任感を高められ、自己成長やスキルアップにつながる

これらのメリットや重要性を伝えることで、報連相をすることの意義や価値を認識し、積極的に行うようになります。また、報連相をすることで得られた情報や成果または効果を評価や報酬に反映することも、報連相のモチベーションを高める方法です。

 

Point3:報連相の実践やフィードバックを行う
報連相の基準やルールを明確にし、メリットや重要性を伝えた後は、実際に報連相を行うことが大切です。報連相は、一度や二度ではなく、日常的に継続的に行うことが凄く重要です。そのため、習慣化させるには以下のような工夫が必要となり、有効になります。

● 報連相の時間や場所を決めておく
〇 報連相の内容や方法を記録しておく
● 報連相の内容に対して、上司や関係者からフィードバックをもらう
〇 報連相の内容に基づいて、変更や改善策を実施する

これらの工夫をすることで、報連相を習慣化し、効果的に行うことができます。また、報連相の内容に対してフィードバックをもらうことは、報連相の質や効率を向上させるだけでなく、自分の成長や学習にもつながります。

 

まとめ
警備会社でも簡単に施策として取り組めて、絶対必須な【報・連・相】の徹底する方法について、3つのポイントをご紹介しました。それぞれのポイントは以下の通りです。

Point1:報連相の基準やルールを明確にする

Point2:報連相のメリットや重要性を伝える

Point3:報連相の実践やフィードバックを行う

これらのポイントを参考にして、警備会社で『報・連・相』(報告・連絡・相談)の徹底に取り組んでみてください。報連相は、現場での事故やトラブルを防ぐだけでなく、チームワークやモチベーション、自己成長など様々なメリットがあります。警備会社で働く皆さんが、報連相を通じてより良い仕事ができるように応援しています。

お読みいただきありがとうございました。